乳がんと闘ったり、闘わなかったり、、、


by kingyo1128
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

ピンクリボンとセミヌード

ピンクリボンの乳がん撲滅キャンペーンの一翼を担い「グラマラス」という雑誌が、蜷川実花撮影の10人の女性達のセミヌード写真を撮影し、発表や展示などを行ったことを知ったのは3月7日付の新聞だった、。
それを読んだ時、信じられない思いとともに怒りがこみ上げ、その思いをここにも書いたのだけれど、結局その後ひとり悲しくやるせない気持ちに陥っていただけだった。
でも、今それに対する抗議の署名活動が始まったことを知った。
雑誌「グラマラス」とそのチャリティより寄付を受けた「(財)日本対がん協会」、「NPO法人乳房健康研究会」に対しての抗議。
ひとつは、乳がん検診の呼びかけのための手法をセミヌードという形で注目を集めようとした配慮の無さ、安直さへの疑問と訴え。(乳がん患者となっている人々への想像力の欠如、知識の貧困…だと思う)
そして、その雑誌代を上乗せして集めた寄付金の内訳が不透明である事に対しての公表の要請。
いずれにせよ、少なくとも乳がん患者、体験者の人達は違和感を持ち、この勘違い甚だしいキャンペーンのゆくえを危惧しているのだ。
あぁ、と思った。
「この病気って、こういうところがわかってもらえない、ビミョーなとこなんだよな」
同じ気持ちの人、いっぱいいたんじゃん。
うれしかった。
さっそく、署名用紙プリントして署名した。
ツレや娘も書いてくれました。

私は「乳がん撲滅」という言葉はすごく嫌いだ。
乳がんだけでなく、「癌」というもの自体がまだ医学的に解明されていない現状では「撲滅」という強い言葉が、「がんと共にゆっくりと生きていく」という今時点での最良の生き方と真っ向から対立すると思うから。
がん細胞を攻撃し、殲滅するためだけの治療は、患者の人生にとてつもない苦痛と悲しみを与えるだけだったりする。
それと、これは私が変なのかもしれないが、「乳がん撲滅」が、どうしても乳がんになった人間をも含んでいるように思えてしまうというか、なってしまった人間は切り捨てられる、ということに聞こえるから。
ただ「乳がん」は特別扱いされたりする。確かに場合によってはピンクリボンが言うように「完治」も無くはない。
でもこれは、「過大広告」と私は思っている。
そして、キャンペーンがどんどん一人歩きしている。
とてつもない大きなお金と共に。
「乳がん」は、特に、保険会社、製薬会社、病院…等々が食いつきやすいジャンルとしてあるのではないかなと感じる。

何にせよ、ピンクリボンに言いたい。
早期発見の働きかけ(マンモグラフィ)がイコール乳がん撲滅にはならない。
今のままでは、早期発見した人間(=乳がん患者)が心太式にピンクリボンから見放されていくという図式だし、きれいなヌード(乳房)を保持するための運動=検診、という方向にしか進んでいないと思う。
最近は若い20代の人達も増えているという現状を考えると、検診だけでなく何かもっと違う角度からの訴えも、同時にしていかないと「実」は無いとも思う。
早期発見しても再発、転移の可能性から10年は逃れられないのだという現実がある以上、「治療」はずっと続いていくのだから。

・・・・・・今日は晴れたせいかどうか、昨日までに比べてかなり体が軽かった。
気功の三心会に行き、同じく乳がんで現在ホルモン療法をしている人と話ができたりして、気持ちがちょっと楽になったのはよかった。
帰りに娘の家に遊びに寄って、色々話したり、彼氏も一緒に夕食を食べたり、楽しかった一日でした。

活動内容と署名用紙↓

http://www.ne.jp/asahi/call-for-pink-charity-accountability/2008/
[PR]
by kingyo1128 | 2008-06-25 02:31 | 乳ガン